JUGEMテーマ:音楽
かなり前の話になってしまった。またサフロン・ホールで、モーツァルト作曲のオペラ「フィガロの結婚」をコンサート形式で聴いた。舞台上にオーケストラが上り、指揮者が立ち、その前にソリストたちが並んで、多少の演技や身振りなどしながら歌う。
『Le Nozze di Figaro』by Wolfgang Amadeus Mozart
(リブレット:ロレンツォ・ダ・ポンテ、初演:1786年5月)
Concert Performance
<Performers>
Saffron Opera Group Orchestra
Saffron Opera Group ChorusPerformers
Saffron Opera Group Orchestra & Chorus
Conductor -- Michael Thorne
Susanna -- Lucy Hall
Figaro -- Frederick Long
Countess Rosina -- Almaviva Ella de Jongh
Count Almaviva -- Pauls Putnins
Cherubino -- Emily Hodkinson
Marcellina -- Yvonne Howard
Bartolo -- Henry Waddington
Don Basilio -- Harry Nicoll
Barbarina -- Emily Vine
Antonio -- William Stevens
「セビリアの理髪師」の縁でアルマヴィーヴァ伯爵の家臣になったフィガロは、小間使いのスザンナと結婚しようとしている。ところが根っからの女好きの伯爵が、中世にあった「初夜権」を復活させようと画策していると聞いて憤慨。領主が新婚夫婦の初夜の前に花嫁の味見(失礼)をするという習わし、とんでもないですね。実際にそういうものがあったかは判然としないようですが、行使した領主はいそうだ。
何とか伯爵を出し抜こうとするカップルと、夫の浮気に悩む伯爵夫人ロジーナ、彼女に恋する思春期のケルビーノ(アルトの女声が歌う)など入り乱れて、隠れたり逃げたり、ドタバタ騒ぎになる明るいオペラ。
それでも貴族を馬鹿にしていると、上演禁止になったりしたらしい。当時は問題作だったのだ。
コンサート形式なので衣装や舞台装置に気が散らず、楽器を弾いている人たちがよく見えて、純粋に音楽を楽しめる。実力あるソリストたちの力強い声を前から3列目の席で聴いて満足。友達も合唱で短い時間ながら参加していた。
オペラといえば、日本から船便で送ってもらっていた大図鑑が先日届いた。
『オペラ大図鑑』、アラン・ライディング、レスリー・ダントン=ダウナー著; 加藤 浩子 (監修)(2023)
オペラの歴史をたどり、182作も写真入りで解説、オペラハウスの紹介もあり、役に立つ1冊。写真も豊富で、「フィガロ」の項では故・ドミトリー・ホロストフスキーの颯爽としたアルマヴィーヴァ伯爵が見られ、しんみりした。悪役も似合ってたなあ。
もうじきロイヤル・オペラハウスで初めてバルトークの「青ひげ公の城」を見に行くことになっている。しっかり予習するつもり。
ためになるけど16,390円もするので、図書館に入れてもらいましょう♪ 私はこの本を読んで、あまり観ていない現代オペラにも挑戦したくなってきました。
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