2012.05.14 Monday 08:19
JUGEMテーマ:アート・デザイン

Sympathy in White Major - Absolution II 2006 (detail)
もう1週間前ですが、テート・モダンのデミアン・ハースト(Damien Hirst、1965 -)展に行ってきました。
ハーストというと、子牛をまっぷたつに切断してホルムアルデヒド漬けにした、というのが有名で、あんまり見たいと思ったことがない。
でもイギリスのコンテンポラリー・アートの重鎮だし、牛以外もあるというので出かけた。

Mother and Child Divided 1993
問題の牛、ターナー賞の受賞作。
本物の牛さんがタテに半分になっていて、1頭を2つの水槽に分けて入れている。灰色の内臓の細部を見ながら2つの水槽の間を歩ける。
これは牛をわざわざ殺したのではなく、自然に死んだのを譲ってもらって加工したのだそうだが、それでも物悲しい。
一方、色彩感覚が優れている彼のドット、クオリティが高い。

Anthraquinone-1-Diazonium Chloride 1994
大きな作品。仕事の仕上げがきれいです。
このきれいなカラーの路線のような、クスリの棚。

Lullaby, the Seasons 2002 (detail)
クスリ好き?薬局全部↓

Pharmacy 1992
クスリのパッケージは、特に病院用のは愛想がなくて、つまりうるさくない。並べると清潔な感じで面白い。
他に医者の使う手術用道具が並んでいる部屋も、機能的でピカピカ光る器具の冷たさが伝わる。
頭がいい人だな、と思った。
アイデアを形にし、計画をたてて進め、仕上げもきっちり完成させる頭脳がある。
こういう作品だからいろいろチームワークも必要だろうし。
「ビジネスに向かない人は、アートにも向いてないわ」とトレーシー・エミンが言ったそうだが、ハーストはどっちも能力ある。
つい、比較的きれいな作品を選んだけど、大きなガラスケースの中に死んだ牛の頭が転がっていて、それに蛆がたかりハエがぶんぶん飛んでるのとか、直径数メートルの円がハエの死骸でできているのか、グロいのもいっぱいありましたとも。
思いついたんですが、映画の「オーメン」が公開されたのが1976年。
デミアン(=ダミアン)・ハーストは11歳か。
有名な映画なので、もしかして教室で、
「やーい、悪魔の子」っていじめられたのかな(笑)。
そのせいでこんなことに・・・なんてことはありません。デ(ダ)ミアンはけっこうよくある名前だし、みんなが死骸好きのアーティストになるわけないよね。
さて死骸編。

Doorways to the Kingdom of Heaven, 2007
この美しい、ステンドグラスのような模様は、蝶の羽をはりつけたもの。
全部蝶。

自然の作った色が実に豪華ですが、見ていると少し寒くなってくる。
本物の蝶の羽でなければいけなかった、その必然性は理解できるけれど。
途中、蝶が生きていてヒラヒラ飛んだり果物の果汁を飲んでいたりする部屋があった。
イギリスにはいない種類のような蝶はどこからか運ばれたのか。壁に空のさなぎが貼り付けてあり、そこから出てきたらしい。
蝶はマイペースで飛んでいたが、いかにもはかなそう。蝶が死ぬのを待っているデミアンの影も想像してしまうのだった。
アートって何ですかね。
どちらかというと左脳刺激型の?展覧会かも。
テート・モダンで9月9日まで。





![明日に向って撃て!(特別編) [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51scRlhLHML._SL160_.jpg)

























⇒ Loki (05/16)
⇒ noriko.stardust (05/15)
⇒ Loki (05/15)
⇒ Loki (05/15)
⇒ Loki (05/15)
⇒ Loki (05/15)
⇒ Loki (05/15)
⇒ はむはは (05/15)
⇒ レイネ (05/14)
⇒ navi (05/14)