『ロシア語リアルフレーズBOOK』

JUGEMテーマ:読書

電車の新ダイヤ崩壊は止まりません。鈍行電車が途中で急行に変わり、学校帰りの子供たちグループがロンドンまで運ばれてしまった、とニュースになっていた。茨城の中学生が東京に着いた、みたいな感じでしょうか。おおかた喋っていてアナウンスを聞いてなかったのでしょうが、車内放送は音声も悪いですからね。親は「まだロンドンには子供だけで行かせてないのに」と怒ってます。変な人に連れ去られなくてよかった。いつ収まるんだろうこの騒ぎ。

さてサッカーのワールドカップには興味をなくしました。もうどこでもいい。イングランドは(つけあがるのでww)勝たなくていい。

たまにロシア戦をラジオで聴いてみたり。興奮したアナウンサーが早口で喋っている。「危ない危ない!!」とか「シュート!」「助かった、ありがたや」、「ウラー!」くらいしか分からないや。映像のぴったり合った(笑)ロシア語のビデオなどそのうち見てみたいです。

この時期は余裕があるはずだったためロシア語クラスに申し込んだのに、狙ったように仕事が忙しくなってきつい。なんとかあと2回というところまでこぎつけた。

読んで大意をつかむのは少し楽になったのと感じる。会話はまだ全然だ。面白そうな日本語の本をアマゾンJP経由で買ってみた。

気持ちが伝わる! ロシア語リアルフレーズBOOK (CD付) (リアルフレーズBOOKシリーズ)
気持ちが伝わる! ロシア語リアルフレーズBOOK (CD付) (リアルフレーズBOOKシリーズ)

セルゲイ・チローノフと𠮷岡ゆきの共著。今のロシア人が日常で使うくだけた表現が満載。

くだけ過ぎて外国人は使わない方が良いのもあるかもしれないが、向こうが何と言っているか分かるのは大事だ。ドラマなんかを見るのにも助かる。

「ベーシック」から「応対・応答フレーズ」「自己表現フレーズ」「ビジネスフレーズ」「遊び・グルメフレーズ」など9章。ほとんどが知らない表現で、ためになる。アクセント記号がついているのですぐ使え、何より解説が日本語なのが楽。

500近い表現が例文の会話の中で紹介され、どういうときに使うかを説明、関連する別の言い方などもあって盛りだくさん。

ぼさっとしている人に、ちゃんと聞いて、というときに「寝るな、凍死するぞ」など、ロシアらしくて面白い。インドネシア語などにはないだろう表現。

でも似ているものも多い。同じ人間ですから。

Только через мой труп! (絶対にいやです)は、英語の over my dead bodyと同じだ。日本では「私の目の黒いうちは〜」なんて言いますね。

Что это такое и с чем эго едят?

(それはいったいどういうものなのか?)は直訳が「それは何で、何といっしょに食べるものなのか」。「なにそれ、おいしいの?」みたいなニュアンスでしょうか。

「とりあえずビールからいきましょうか」みたいな表現もあり、そのうち機会があったら自分でも使えるかもしれない。たくさんある中で覚えた方がいいなと思うものは記憶するべく、このごろよく持ち歩いている。電車の待ち時間を有効に使えるわけです。

 

 

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ロシア語講座の覚え書き

JUGEMテーマ:趣味

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ロシア語講座ではもちろん新しい単語や言い回し、文法の覚え方など学んだが、トリビアもけっこう仕入れた。

たとえば上の写真の冬宮の広場に立っている天使の載った柱、これ、地面に固定されてないんだそうです。置かれたまま自分の重さで立っているだけ!革命や戦争があっても倒れることなく…まじですか。

初日の金曜、夕方集まってディナーの後にイントロとしての気軽なクイズも面白かった。

Q:モスクワの前にロシアの首都だった都市を3つあげよ。

A:キエフ、ウラジーミル、ノヴゴロド。

Q:モスクワは何度占領されたか?

A:2回。19世紀のナポレオン(例の、火事の)と、16世紀のクリミア・タタールにより。

Q:サンクトペテルブルクは誰の名を冠したものか。

A:聖ペテロ。これはひっかけ問題。ピョートル大帝ではないのです。同じピーターですけどね。

Q:サンクトペテルブルクで建設に40年かかった寺院は?

A:聖イサアク大聖堂(Исаакиевский собор)

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ここね。

単なるクイズのようだけど、ロシア人は知っているので、知識として入れておいたほうが良い。

面白かったのは3日目の文学者クイズ。これはヴェラ先生が答えるもので、生徒がランダムに作家や詩人の名をあげると、どっちの街に属するか(住んだとか作品の舞台にしたとか)先生が即答する。

ペテルブルク:ゴーゴリ、ナボコフ、ドストエフスキー。

トルストイはちょっと離れたヤースナヤ・ポリャーナの地所にいたのでどちらでもなし。

イサーク・バーベリ(Бабель, Исаак Эммануилович)はオデッサ。というかこの人を知らなかった。読まねば。

モスクワ:チェーホフ(他の土地にも住んだけど)、レールモントフ(同上)。

19世紀のロシア文学がすごくて、その当時首都だったのがペテルブルクなので、だいたいの傾向はわかる。逆にモスクワが首都に返り咲いてからは、こちらで活躍する作家が多くなる。特に重要なのはブルガーコフ。「巨匠とマルガリータ」の舞台をめぐるツアーもあるそう。

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わたし「テレビドラマで見ました―!」

ステファニー「英訳で読んでロシア語はまだ途中です」

全体的に自分がテレビからかなりの情報を仕入れていると自覚した(笑)。映像があると助かるじゃないですか。

でも文学の良さはやはり文章でないとわからない。ので今読んでおります、「巨匠と〜」。

作中に出てくる悪魔?のヴォランド(この上の写真の真ん中の紳士)が、ヴェラ先生によると「本当はもっと若くてイケメン」だから、というのもある。脳内ではマイケル・ファスベンダー(10年くらい前、ポアロに出ていた頃の)にやってもらうことにした。

今10%。いったいいつまでかかるのやら。でもロシア現代作家ならたぶん必ず読んでいる作品は、頭に入れておかないといけません。

これからやることがさらに増える結果となった講座で、つまり内容がよくて触発されたということでしょう。来年も参加できれば、と思う。

↓ 現代モスクワのビジネスセンター。

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ロシア語週末講座

JUGEMテーマ:学問・学校

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金曜夜から日曜午後まで、大学の週末ショートコース「中級ロシア語〜モスクワとペテルブルク」というのに参加、久々に頭使って疲れたけど、楽しかった。

ケンブリッジ中心からだいぶ外れた、お城のようなホールで開催。本当はここに泊まりたかったところ、コース予約時にはいっぱいで、別にB&Bをとったのは前回書いたとおり。

庭も広かった。

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ケンブリッジ大で教えるヴェラ先生が、モスクワやサンクトペテルブルクの歴史と文化、住民の気質など興味深い話をおりまぜながら、ロシア語を鍛えてくれるという魅力的な講座。生徒は6人、特にできる上級者が3人いたけど、わたしも含めてその他の人もたっぷり話す機会があって良い。

一言でいうとモスクワは伝統的なロシアで、今は首都として現代的ビルがばんばん建っている。成金さんもいる。サンクトペテルブルクは元首都、歴史は300年ほどと新しい。西欧に向かって開かれている。住民はブランド物に興味ない文化的インテリが多い。

というのがステレオタイプだそうです。でもヴェラ先生がレニングラード(今のサンクト)生まれで、モスクワに3年住んだけど早く帰りたくて仕方なかった、というからバイアスかかってますよね?w

「ボリショイ・バレエよりマリインスキー!」だそうです。

こりゃー発言に気をつけなきゃ、なんて思ったが、わたしもどっちかというと文学の舞台になっているペテルブルクの方が好きなので、それほど困りもしなかった。

ロシア語の面では、テレビや本など受け身の視聴で分かった気になっていても、語彙も文法もまだまだと痛感。真面目に「単語帳」で覚える、みたいなことをしたほうがいいかもしれない。たぶんやらないだろうけど〜。

「ロシア語には自由詩というものはない」ということに驚いた。必ず韻を踏まなくちゃダメだそう。

でも「ロシアに長調の歌なんてないのよ、みんな悲しい歌なの」と極端なことをいう先生なので、例外もあるかも。

歌といえば、ソ連時代から有名なアーラ・プガチョワの「レニングラード」の意味が初めてわかった。この都市に住んで逮捕されラーゲリに送られた詩人のマンデリシュタームが、家に帰りたい、と書いた詩が元だった。

昔聴いて、なんで「まだ死にたくない」って繰り返しているんだろうと思ったが、そうだったのか。音楽はユダヤのメロディだそうです。

プガチョワの歌:

詩そのものの朗読だとこうなる(コンスタンチン・ライキン)。怨念がこもってる!

「あの街にはまだおれの電話番号がある、それで死んだ人の声も聞ける」という一節が、歌では”死んだ”が省略されているとか、細かい情報が面白い。

ちんぷんかんぷんではなく言っていることは分かる、でも簡単すぎということは全くない、手応えのあるちょうどよいレベルで楽しめた。生徒も40代から60代の本格的にがんばっている人で励みになる。

ランチやディナーで別の講座を取っている人ともいっしょになる。「ワグナーの”リング・サイクル”」とか「北欧の画家」、「ハムレットと復讐のテーマ」みたいな魅力的なものがたくさん、いろいろ話が聞けて興味深かった。見たところ子育てが一段落した世代が多いような。でもかなりお歳の方も、外国からも参加者がいて、生涯学び続けようという人は気が若い、と触発されもした。

最終日、ドイツ人のドクター、エビー(50代)は、これからパリまで自転車で行く、と帰っていった。彼はロンドンから自転車で来たのだ(100kmはある)。ドイツ人てたまに鋼鉄みたいな人いるよね。

カレンとステファニーは8月に別のカレッジである5日間講座(先生は違う人)にも行くそうで、

「まだ空きがあるみたいだから、一緒にどう?」と誘われた。その会場なら駅から近いから泊まらずに通いもできるんだけど、さすがに休暇がないかもしれない。また来年かな。

 

おまけ:B&Bの人懐こく大人しいわんこ、13歳ビンゴくん。

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偉大なロシア人投票(古いニュース)

JUGEMテーマ:日記・一般

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「ケンブリッジ北」という新しい駅ができたので早速行ってみた。郊外のサイエンスパークに近く、こっちでミーティングなどあるときに便利。見事に何もなかった。売店やカフェすらなし。窓口もなくて券売機だけ。左の電車は止まらず通過していくところ。

そして、到着した電車のドアが開かなくて車掌さんが手動で開けていた。ソフトウェアのアップデートが間にあわず、電車がここを「駅」と認識しなかったようだ。(変なところで止まった、怖い)と固まってしまったのね。もう何か月(年?)も前からここがオープンするの分かってたんだから、アップしとけ〜。

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さて、アレクサンドル・ネフスキーを調べていたら、2008年にロシアのテレビで行われた「偉大なロシア人」投票『Имя Россия』の話を発見。番組で著名な人々を紹介しながら、ネットや電話などで誰が一番偉大か、投票を募ったもの。イギリスで2002年に同じような投票番組があったのを真似たのかな。この時は妥当なところでウィンストン・チャーチルが一位だったけど。

2008年暮れの結果は:

1. Св. Александр Невский 聖アレクサンドル・ネフスキー
2. Пётр Аркадьевич Столыпин ピョートル・ストルイピン(1862 - 1911、ニコライ二世下の首相)
3. Иосиф Виссарионович Сталин ヨシフ・スターリン
4. Александр Сергеевич Пушкин アレクサンドル・プーシキン
5. Пётр I Великий ピョートル大帝
6. Владимир Ильич Ленин レーニン
7. Фёдор Михайлович Достоевский ドストエフスキー
8. Александр Васильевич Суворов アレクサンドル・スヴォーロフ(1729 - 1800、生涯不敗の元帥)
9. Дмитрий Иванович Менделеев ドミートリー・メンデレーエフ(元素の周期律表を作成)
10. Иван IV Грозный イワン雷帝
11. Екатерина II Великая   エカチェリーナ二世
12. Александр II Освободитель   アレクサンドル二世(1861年に農奴解放令)

すごーい、ネフスキーが1位!人気ある。やっぱりドイツをやっつけたのが痛快なんですかね。いつの間にか聖人になってるし。アレクサンドルというファーストネームの人が4人の高率。名前がちょっと偉そうだよね。

スターリンの3位はびっくり。自国民を百万人殺したのに。

イワン雷帝やピョートル大帝といった強くてうるさいやつに囲まれて、化学者のメンデレーエフが健闘しているのがすばらしい。彼にはお世話になった。作家はトルストイでなくドストエフスキー、それより上位に詩人のプーシキンというのも面白い。

テレビの投票ですから、厳密なものではないけれど、ロシアの世評が垣間見られる。ちなみに生きている人は候補にならないので、プーたんはいません。

 

 

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ロシアのテレビ『Полиглот』 ポリグロット

JUGEMテーマ:日記・一般

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このところ最低気温がマイナスになり、咲いたまま霜に縁どられちゃった薔薇。

毎週締切りのある夜のお仕事をしているところに、同じところから、遠慮がちにだけど、

「あのー、2日でお願いしたい件があるんだけど」ですって。内容が面白いので受けてしまった。何とかなった。さっさと済まして、オリガ先生に「ゲストとして来れば?」と誘われていたロシア語の授業にも行けた。

しばらくぶりなので全く話せないかと思ったが、そうでもない。今回の話題がちょうど芝居とかバレエに関するところだったせいもあり。わたしはアクラム・カーンの「ジゼル」がすごかった話をした。

最後は20世紀最高のバレリーナのひとりマイヤ・プリセツカヤの話題になり、腕の動きについて解説する彼女の動画を見ながら真似して踊る、という楽しい授業だった、ははは。できたら毎週行きたいけど、水曜日なので何かしら用があってだめです。

このところ見ているロシア語番組は、『Полиглот』、つまりpolyglot(多言語)。多言語に堪能なドミトリー・ペトロフ先生がドイツ語やフランス語、イタリア語、もちろん英語、を教える。16回、たぶん4週間でその言葉をひととおり喋れるようになってしまうのが目標。

わたしが見ているのはドイツ語のシリーズ。ロシア人がドイツ語のお勉強をするのを見るのが面白い。

「笑う」の動詞変化。

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最初、挨拶も教えずにまず動詞から始めたのが面白かった。ドイツ語の動詞はけっこう規則的なのが多くてとっつきやすいかも。2回目に挨拶を覚えた。

ネイテイヴの会話を聞いてみましょう〜なんて悠長な時間はなくて、どんどん文法を説明、よく使う単語を覚える。覚えた言葉でさっそく喋らせる。発音はあまりうるさく言わない。

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「中性名詞」と聞いてもひるまないのがロシア人だ。自国語にもあるので。さすがに「少女」が中性と聞いて面白がっていたけど。「でもロシア語でも子供дитяが中性だよね」とドミトリー先生。わたしにとってはロシア語の勉強になります。

生徒は活発に発言するし、よく覚える。先生にサプライズと称してドイツ語の詩の暗唱を披露したりする。

容姿がきれいな人が多いなあと思ったら、職業を自己紹介してみると、女性は全員女優、男性も一人がライター(こっち向きの人)で、あとは音楽家と俳優だった。そのへんの劇場でまとめてスカウトしてきたんだろうか。

俳優はセリフを覚えるのが仕事で言葉の覚えも早いし、物おじせず果敢だから、語学に向いているかもしれない。

感心して見ているうちに、こっちはロシア語とドイツ語がぐちゃぐちゃになるのだった。今、13回目の途中までチェックしたところ。

ドイツ語は多少習ったのでいいけど、ほとんど知らないイタリア語はロシア語で説明されてわかるかなー。ちょっと見てみたい気もする。

 

 

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金魚のニュースとロシアのテレビ

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イギリス中部、ノッティンガム近郊のお宅に空き巣が入り、パソコンや現金など盗んで行ったそうだ。しかしこの空き巣、逃げるときにうっかり壊してしまった金魚鉢の金魚を救うため、シンクに水を張って金魚のフレディーくんを放してから出ていった。

悪いやつなのか良いやつなのか?どっちなんだ。

元記事はこちら

朝の電車で読んでなごんでいたら、他の乗客も、
「金魚ちゃんの記事読んだ?助かってよかったわね!」と盛り上がっていた。あははは。

あほな話ついでに、ネットで見たロシアテレビの番組『Ахтунг, Руссиш!』。

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ドイツ語の「Achtung, Russisch!」ロシア人よ、ご注意を、のロシア語表記。
フツーのロシア人がドイツに行って見聞を広めるというもの。
調理師の人はドイツの料理事情を、車の整備士は自動車産業の見学をする。

いたって真面目にも作れる番組と思うが、これはけっこうおふざけが入る、あまり上品とはいえない番組。2012年放送。

軍事マニアがドイツの戦車に乗せてもらって大喜び、くらいならご愛嬌。
フォルクスワーゲン社を訪ねて説明を受けているときについ、
「そうそう、レニングラードにナチの戦車が来た時に・・・」と先の大戦の話をし出してしまう整備士のウラジーミル。
ガイド役のコンスタンチン・ゴルデンツヴァイク(上の写真の右の人、Константин Гольденцвайг)が焦って、
「あーちょっと、その話はやめよう」と指導に入っていた。冷や汗。

ジャーナリストのコンスタンチンはドイツ語に堪能で、通訳も勤める。リャザン生まれだそうですが、苗字から言ってドイツ系でしょうね。素朴なロシア人のトンデモ行動に、ついて行くのが大変そう。

コックさんのアナトーリーは、オーガニック食品店で会ったきれいな女性の気を引こうとして、ロシアのおみやげの固い魚の干物を差しだす。
その魚はカチンコチンに固まっていて、食べるときはテーブルにガンガンぶつけて柔らかくしてから食べるのが正しいんだそうで。
女性、引いていた。当然、逃げた。

ドイツで田舎者ぶりを遺憾なく発揮する出演者に、見ている方が恥ずかしくなってくる(古語のはづかしき人の逆)番組。

今年になってコンスタンチンはこのテレビ局(НТВ、エヌ・テー・ヴェー)を辞職してしまった。いろいろ嫌気がさしたのかな、可哀そうに。

でも基本は友好的で、ドイツのキワモノも含めていろんな場所・人を訪ねるので、勉強になることももちろんある。

ドイツ軍の幹部候補は必ずナチスによる犯罪について学び、現地見学もするとか。
まだ食べられる食料を捨てるスーパーマーケットやレストランに抗議するために、ごみ箱をあさって食べる運動グループとか。似たような人たちはイギリスにもいたような気がする。

東ドイツの名車?トラバントで爆走して「ひゃっほー!」と喜ぶウラジーミルは笑えた。
かなりスピード出ていた。さすが、東でもドイツはドイツである。

おふざけはこのくらいにして、いつものように真面目な(本当か?)番組を見ようっと。


歌手のトーマス・アンダースにロシア食品をふるまって友好・親善をはかるアナトーリー:


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最近のロシア語勉強
JUGEMテーマ:日記・一般

300915-1
グレートヤーマスの砂浜の石

いろいろと新学期が始まった。ロシア語は先学期からオリガ先生のクラスを辞め、ユリア先生の個人レッスンに通っている。
15人ものクラスだと話す機会も少ないし、何しろわたしは怠け者なので、つい喋れるクラスメートに任せてしまい、ちっとも覚えないからだ。

ウクライナ育ちのロシア人・ユリア先生のことは、ソ連映画上映のときに世間話した紳士に教えてもらったことは書いたかな。
旦那さんがイギリス人のユリア先生は、ちょうど子育てが一段落したので〜といってもまだ6歳と3歳だけど〜新しい生徒を受け入れることにしたという、良いタイミングだった。

個人レッスンは一対一、自分の好きなテーマを選べ、好きな質問ができるので贅沢で効率がいい。
ただし当然お高いため、隔週・各1時間半にしてもらっている。毎週だとけっこう準備がきついから、このくらいがちょうどいい。

今はエヴゲーニー・グリシコヴェツのエッセイの一部を精読したり、文法の弱いところを強化している。新たに先生お勧めの「ロシア語の動詞」の本を仕入れ、これからさらっていく予定。

それ以外にも毎日コツコツ勉強するために、ちょうどいいのがNHKのマイ語学
ラジオ版の『まいにちロシア語』は入門編3日と応用編2日。全部聴くようにしている。
今年の新作でなく再放送のようだけど、日本語で解説してくれるので頭に入りやすくて助かる。

つい最近はじめたのが無料語学学習サイトDuolingo(デュオリンゴ)。ゲーム形式でいろんな言葉が学べる。残念ながらまだロシア語がなく、ただしロシア語が母国語の人が英語かドイツ語を学ぶことはできる。
ロシア語からドイツ語を選んでみたら、質問も回答もあやふやなので大変なことになった(笑)。初級からやり直してみると(これはリンゴです級)、今日の分は満点。楽しい。

今はオンラインでいろいろできるから、語学も学び方が多様になりましたね〜。

それでも人間から学ぶのが一番手応えがある。
先日はグリシコヴェツの子供時代の思い出で、戦争ごっこの時、味方は当然ロシア(ソ連)で、敵は常にドイツ軍だったというエピソードがあった。
キエフ出身のユリア先生から、
「わたしは戦争ごっこはしなかったけど、男の子がやっていた。やっぱり敵方はドイツだった」と証言をもらって興味深かった。

「ソ連はまるでファシスト相手にひとりで戦ったみたいな顔をしていて、アメリカのことはあまり知らされなかった」とも。
この後、8歳のグリシコヴェツたちの遊びがどうなったかは、本を読み終えてから書きます。


おまけ:
もちろん動画も引き続き見ている。「Отчаянные романтики」=BBCドラマ『Desperate Romantics』= デスパレートなラファエル前派たち、の予告編があった。ロシア語ボイスオーバー。




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ロシア語クラス、ノヴォシビルスクのジーザスと立川の〜
JUGEMテーマ:漫画/アニメ

ロシア語は今学期最後の授業だった。

オリガ先生はノヴォシビルスク出身、地元ネタが話題になる。
最近では市内のオペラハウスで事件が起きた。
ワーグナーの歌劇「タンホイザー」の演出が過激だと、監督が宗教界から訴えられる騒ぎに。

話は騎士のタンホイザーがヴィーナスの誘惑に負けて竜宮城(じゃないが)みたいなところで遊びほうけ、そのうち我に返って敬虔なクリスチャンの心を取り戻すという内容。

若手監督チモフェイ・クリャービンは劇中劇として映画撮影の現場を設定、イエス・キリストが竜宮城(じゃないが)で遊ぶ場面を作った。

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Иисус и Венера в новосибирской "Тангейзере" предстали в чувственных образах
ジーザスご乱心。

フィクションのオペラの中のまたフィクションだから問題なさそうなのに、写真だけ見て実際のオペラに行ってもいない宗教関係者たちが不快感を示し、話が大げさなことになった。

結局モスクワの法律家が調査に入り、最終的に当局が「十分な根拠がない」と訴えを退ける。このへん、ロシアの法律用語が正確にわからないので、表現が違うかもですが、とにかく監督は、罰金や禁固刑から免れた。

わたしも観ていないから断言できないけど、お下品な演出だ。あくまで軽薄な映画を作っているというフィクションで、真面目に抗議するようなものでもないと思う。

この件のこともあり、復活祭も近いことだし、クラスに宗教の話題を持ち寄ることになった。

リチャードやサイモンは(みなさん仮名)ロシアやギリシアのイコンの実物を持参。どれも小さいが味がある。
クリスはキリスト復活と誕生それぞれの絵画を比較。誕生を天使が祝うボッティチェリの作品が良かった。

で、わたしはこれ。

Les vacances de Jésus & Bouddha, Tome 1 :
Les vacances de Jésus & Bouddha, Tome 1 :

レヴァカンスデジェジュエブダ〜 (イエスとブッダのヴァカンス)
もちろん『聖☆おにいさん』のフランス語版です。日本から日本語版を取り寄せている時間がないため、UKアマゾンで買った。英語訳は出ていないのだ。

マンガがよく読まれるフランスだからか、ちゃんと右綴じになっている。英語だと左綴じに直していることが多い気がする。
クラスメートに本を見せたら、いきなり最後のページから読もうとした。そうだよね・・・。

日本には八百万の神様がいる、だから異国の神様も比較的受け入れやすい。
クリスマスやヴァレンタインは人気のあるイベント。
でも教徒以外は誰もラマダーンの真似はしないけど。
-- といった説明をしてから、人気漫画の1ページを見てもらった。フランス語からロシア語に訳すのは大変だった。

(そのページの一部、フランス語原本。ロシア語の拙訳はとても見せられない)
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(クリックで拡大)

ジーザスが自分で免罪符を自分で作って弟子たちに5枚ずつ配ったら、ユダが一気に5枚使ったって(笑)。
最後の「神の子の許しはプライスレス・・・」も笑えるー。
宗教ネタで悪意がなくって、さわやかで可愛い、傑作だ。

先生は面白がっていたが、イギリス人生徒の反応はいまひとつであった。たぶんマンガをほとんど読んだことがないのだろう。読み方も慣れないと難しいですね。

エンジニアのジェフは気に入ったそうだ。
英独ハーフのピーターが、マルティン・ルターが出ていて喜んでいた。
ルターが免罪符に怒っているセリフが「Du bist completement fou!」と独仏ちゃんぽん。日本語だと何て言ってるんですかね、おまえはアホか、とか、このたわけ者!とかですか。

今期も楽しかったロシア語授業。でも次はお休みするつもり。
実は「ソラリス」を見に行ったときにカフェで同席した夫婦の旦那さんの方から、個人教授でベテランの良い先生がいると聞いた。彼の紹介でそちらのユリア先生に一度会うことにしたのだ。

15人もいるクラスは和気あいあいとして楽しいが、あまり話す機会がなくて効率が悪い。
4月下旬から、一対一でちょっとしごいてもらおうかと思う。その代わり授業料が高いから2週に一度の予定。

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ロシアの新年ジョーク
JUGEMテーマ:趣味

111214

『Mr. Turner』の前に、覚書。

ロシア語は今学期最後の授業。生徒が持ち寄りで話題を提供した。
わたしは勝手に”ジョーク担当者”になっている。年末年始にまつわるジョーク(アネクドート)を調べて厳選?し、みんなに配った。

ロシアは”クリスマス”は祝わず、年末を派手に祝う。
サンタクロースに相当するジェド・マローズ(Дед Мороз、直訳すると厳寒おじさん、寒そう)も12月31日に来る。

ではジョークを紹介。(色違いの文字がジョーク):

ジェド・マローズ様
ぼくはアントンといいます。このメールを最後まで読んでください。スパムではありません。本当に大儲けのチャンスなんです・・・


ーーそういえば、サンタさんってスパムメール大量にもらってそう。

「サンタクロースっていると思う?」
「そんなものいない!おれはジェド・マローズからじきじきに聞いたからわかってる」


「サンタクロースとジェド・マローズの違いは?」
「サンタは常にしらふでプレゼントを持ってくる。ジェド・マローズはいつも酔っぱらっていて、おねえちゃんを連れてる」


これは興味深い文化の違いで、ロシアのジェド・マローズは、孫のスネグーラチカ(雪娘)という女の子を助手にしている(上の写真参照)。知らなかった。
「おれはプレゼントはいらないから若い女の子の方に来てほしい」という男が多いためか?原語のСнегурочкаで画像検索すると、セクシーなお姉さんがわんさか出てきてやばいです(笑)。[追記。もちろん本来は健全なお嬢さんです。一部でセクシー路線が盛り上がっているのでした]

ジェド・マロズが精神分析医にやって来た。
「先生、助けてください。自分が信じられないんです」


ははは・・・脱力系が多い、ロシアン・ユーモア。

さて、クリスマスツリーも年末に飾ります。ヨールカはもみの木という意味。飾り付けするのは西欧と同じ。

「ヨールカ買った?」
「買ったよ。でもどう立てるか分からなくてさ」
「緑のほうが上」


脱力・・・。

そういえば映画「リヴァイアサン」を見て文化相の大臣が、
「ロシア人はあんなに酒飲まない」と発言し、ズビャギンツェフ監督に、
「大臣は本当のロシアを知らない」と反論をくらっていた。
とにかく酒飲みのロシア人。大晦日のパーティがどんなことになるか、考えただけで恐ろしい。

わたしは毎年、新年を祝うためにパーティドレスを買う。そして毎年、気がついたら床で寝ている。今年はドレスをやめて、マットレスを買ったほうがいいかしら。

うん。そのほうがいいと思う。

新年の夜中に酔っ払いがおまわりさんに、
「駅はどこっすか?」
「ここをまっすぐですよ」
「まっすぐなんて歩けねえんだよ!!」


最後に一番お気に入り。

「よう、新年はどうだった?」
「最低。3日に目が覚めたら、ヨールカの下にいた」
「そんなにひどくもないよ。祝日じゃないか」
「そうだけどさ、森の中が寒いのなんのって!」


本当のもみの木の下にいたようだ。何が起きた?
現実には森で寝たら死にます。気をつけよう。

シャープな笑いを好むイギリス人に受けたかどうかは不明。

来週はオリガ先生の自宅で課外授業兼パーティ。

上級クラスはメンバーが10数人に増えた。数年タジキスタンに住んでいたとか、奥さんがロシア人とか、よく話せる人が多くて、感心して聞いている分にはいいが、自分の実力がつくかどうか少し疑問なんですが、とりあえずもう1学期は続けようと思ってます。

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クリスマスか新年か、いずれにしても目と鼻の先♪

PS ジョークといえば、「踊れ、ウラジーミル・プーチン!」、まだの方はどうぞ。フィンランドのSF映画(のプロモ?)だそうで:


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ロシア語 語源(小)辞典
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Russian Etymological Dictionary (Russian Studies)
Russian Etymological Dictionary (Russian Studies)

「なぜ皆、単語を覚えるのに苦労しているのだろう。語源を調べれば良いではないか」というようなことを森鴎外が言っていたはず。
彼は自分の頭が特別良かったことに気づいていないと思うが、もちろん凡人でも語源を学ぶことは大切だ。

主要な1500語の語源を解説している『Russian Etymological Dictionary』を購入。ざっと目を通したところ。

ロシア語も元をただせばインド・ヨーロッパ語族だから、なんとなく欧州の言葉と似ている言葉は多い。
姉妹は сестра (シストラ)、sister と、
兄弟は брат (ブラット)、brother と、出所が同じなことはすぐに分かる。

その後はスラヴ語系は独自の発展をする。英語とはかなり違い、なかなか覚えにくい。生きる、は жить (zhit')、この”ジ”が生命、人生、住民などと共通。
見たところ、この系統が一番多いような。だから覚えのない単語が多いと感じるのだろう。

ロシアは長くモンゴル帝国に支配されたため、トルコ系やモンゴルの言葉も入っている。霧を表すтуман (tuman)はトルコ語の仲間、チュルク語が元。トルコ語でもdumanと言うそうだ。にゃるほど。
石油を表すнефть (neft')もこちら系。ロスネフチ、という石油会社ありますね。

モンゴルの支配を抜けてからは西欧との関わりが多くなる。特にピョートル大帝は西の文化技術を積極的に取り入れた。彼が留学したオランダから来ている言葉も。港を表すгавань (gavan')はオランダ語のhavenから。

西欧語から来ていると類推できるので助かるが、意味が変わっているものもある。
面白かったのが、主要駅を表すвокзал (vokzal)。元は英語のVauxhall(ヴォクソール)。ロンドン郊外のヴォクソールには17世紀に遊技場つき公園のようなレジャー施設が作られ人気を博した。真似したものがモスクワとサンクトペテルブルクにも作られ、やがてそこまで鉄道が引かれて駅ができ、駅舎はコンサートホールにもなっていた。
後に”駅”の意味だけ残ったのだそうだ。

ところで先日ダイアモンドалмаз (almaz)はギリシア語からでなくアラビア語から来たのだろうと推理したけど、間違いでした。元々はやっぱりギリシア語adamasから。チュルク語を経由するうちにdが変化したようだ。トルコ語でもelmas。ためになります。

他にも皇帝ツァーリは”シーザー(カエサル)”が語源だが、王を表すкороль (korol')はカール大帝が元である、など、役に立つのか不明な豆知識が頭に入る。
寝る前の拾い読みに最適な本。でもアクーニンも早く読まなくちゃな〜(横浜のヤクザの抗争でマサくん初登場)。

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