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『L'enfer』ーー地獄に救いはあったか
フランス映画『L'enfer』を見た。直訳は「地獄」、英題も「Hell」です。
邦題は『美しき運命の傷痕』だそうで、いや〜ん、ちょっと背中がかゆい感じだわ。

監督:ダニス・タノヴィッチ
原案:クシシュトフ・キエシロフスキー(『トリコロール』三部作の監督)

出演:
エマニュエル・ベアール(長女ソフィー役)
カリン・ヴィアール(次女セリーヌ)
マリー・ジラン(三女アナ)
キャロル・ブーケ(三姉妹の母)

過去のショッキングな事件のために心に傷を持つ姉妹と、半身不随になった母。
ソフィーは夫の浮気に悩み、セリーヌは母のいる施設を訪ねて世話をする日々、男性恐怖症気味。
アナは父親ほどの妻子ある大学教授とつき合い、捨てられかけている。
それぞれ直面する問題に過剰に反応してしまう彼女たちの苦悩は、根が深いようだ。

やがて過去の出来事が明らかになる。
刑務所から出てきた父親と母親との諍いが暴力事件に発展したのだ。
その時点での年齢などから、姉妹それぞれちの人格形成への影響の出方が違う訳だ。このへん、上手いと思った。

最後に事件そのものの真相が明らかになるのだが、これで姉妹はかなり解放された、と私は感じた。
だからこれから良くなるだろうと。
母親は壊れたままかもしれないが。

エマニュエル・ベアールがすばらしい。
美貌をひきつらせ、嫉妬より深い、存在にかかわるような恐怖にかられて行動がエスカレートしていくソフィーに見とれた。
彼女だけでチケット代のモトが取れたでしょう。


Hell

左からベアール、ジラン、ヴィアール。
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GW お出かけ
GWのお出かけは、映画を見よう!!
| GW お出かけ | 2007/03/16 4:39 AM |