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「アクロイド殺し」ロシア・ドラマ
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「アクロイド殺し」を原作とした2002年のドラマ『Неудача Пуаро』、全5話。

Режиссёр/Режиссёр -- Сергей Урсуляк
<Cast>
Константин Райкин — Эркюль Пуаро
Сергей Маковецкий — доктор Шеппард
Вячеслав Жолобов — Роджер Экройд
Константин Желдин — дворецкий Паркер
Лика Нифонтова — Каролина
Александр Сирин — поверенный
Светлана Немоляева — миссис Экройд
Александр Лазарев — майор Блент
Ольга Красько — Флора Экройд
Юрий Чурсин — Реймонд
Елена Подкаминская — Урсула Борн

アガサ・クリスティ原作となると、どこの国でも力が入る。ロシアでも、ポアロ役に面白い容貌を生かした名優コンスタンチン・ライキン(上の写真左)、ドクター・シェパードはわたしの見た中でベストなワーニャ伯父さんを演じたセルゲイ・マコヴェツキー(同・右)など、芸達者が揃う。

マコヴェツキーが出た時点で彼がただの語り手ってことはないので、まあバレるわけですが、みんな知ってるもんねこの話。

ドクターのお姉さんで村の情報通のキャロライン、世話焼きっぽい。
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リーカ・ニーフォントワ

アクロイドの秘書レイモンド役にユーリー・チュルシン、シャープで神経質そうで良い。当時まだ21歳くらい。
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この人絶対「かもめ」のトレープレフが似合うなと思ったら、演じてましたね(2005年、モスクワ芸術座)。

本当は一番美人なのはフローラお嬢さんのはずだが、容疑者ラルフの隠し妻・メイドのアーシュラを演じたエレーナ・パドカミンスカヤが目立っていた。雰囲気のある麗人。

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イギリスっぽい風景を選び、インテリアもイギリス風。
ポアロの居間、マントルピースの上に小さい「小便小僧」の置物があったのは笑ったけど。
20年代のジャズの流れるラジオ放送も英語。
ソ連が革命直後で天地のひっくり返る騒ぎだった頃、イギリス上流階級は優雅でしたね〜。

”ポアロの失敗”というタイトルなので、まさか結末を変えてるとか?と思って最後まで気を抜けなかったが、そんな大胆な改変はせず、きっちりラストを迎えた。
ポアロの捜査が進むうちに形勢が悪いのを感じ、最後にとうとう「ばれたか・・・」と悟ってからも冷静を装う犯人の演技が鬼気迫っていた。うまいわー。
ポアロはコミカルで可愛いところを強調しつつ、ねちっこい捜査ぶりを見せる。こっちも上手だ。
デヴィッド・スーシェ以外のポアロも新鮮で良いものだ。

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| ろき | 映画 | comments(4) | - |
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Comments:
「ロシアの」と言われなければわからないくらい
役者さんたちもロシアっぽくはないですね。
唯一ポアロが・・・・。
下手にヒゲはやさないほうがよかったかも。
* はむはは * 2015/08/07 9:40 AM
私は最初に見た映画の刷り込みでピーター・ユスティノフ派です。

『アクロイド殺し』に触発され、昔に読んだクリスティの『検察側の証人』の映画化『情婦』のDVDを借りてきて観ました。あれ、最後、あんなに派手な展開だったかな・・・。
とにもかくにも動くマレーネ・ディートリッヒを初めて見ました。(笑)今までは写真でしか見たことがなかったので。

クリスティの作品には夫婦で共謀するというパターンもありますね。映画『地中海殺人事件』とか『ナイル殺人事件』とか。
* やす * 2015/08/07 9:00 PM
はむははさん、違和感ないキャストですよね。
(イギリス人よりきれい目かも)

ポアロはつくりすぎかな〜。
でも彼が動いて喋ると可愛いのよね。
* Loki * 2015/08/08 12:06 AM
やすさん、ピーター・ユスティノフは映画で活躍した人ですね、大御所。

>クリスティの『検察側の証人』の映画化『情婦』
見たことないです。モノクロ?映画やドラマはたまにストーリー変えちゃって、それも面白い。

そういえば夫婦共謀などありますね、ロシア語訳で読んでみようかな。
* Loki * 2015/08/08 12:14 AM
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