JUGEMテーマ:映画
近々、週末2日半ほどのロシア語集中講座に行く予定。モスクワ、サンクトペテルブルク2都市がテーマということで、ロシア史を調べている。
しかしまだモスクワにさえたどりつかない。先日テレビのドキュメンタリーで、アレクサンドル・ネフスキー(Александр Ярославич Невский, 1220 - 1263)をチェック。ノヴゴロド公であり、スウェーデンの侵攻をネヴァ河畔の戦い(1240)で阻止、ドイツ(ドイツ騎士団)の侵攻を、チュド湖上の戦い(1242)で撃退した、中世の英雄だ。20歳やそこらですごいね、天才武将だ。
チャンネル1のドキュメンタリー『Александр Невский. Между Востоком и Западом』では、700年後に第二次世界大戦でまたドイツに攻められたとき、スターリンがネフスキーを持ちだして徹底抗戦を鼓舞したエピソードを紹介していた。
ネフスキーというのはネヴァ河畔の戦いで勝ったことを記念に後世の人がつけた名だそうです。
さてこの人といえば、エイゼンシュタインの1936年のモノクロ映画「アレクサンドル・ネフスキー」。初めて見た。
Режиссёр -- Сергей Эйзенштейн
Композитор -- Сергей Прокофьев
<В ролях>
Николай Черкасов — князь Александр Ярославич Невский
ネフスキー役は、ニコライ・チェルカーソフ。(上の写真の人)
映画はドイツ騎士団との戦いに焦点を当てていた。
いわゆる北方十字軍、ドイツ騎士団はロシア正教も異教徒とみなして攻撃してきたわけです。ノブゴロドの近隣プスコフは降伏。ノブゴロドは政治的ごたごたで追放していたネフスキーにわびて帰ってきてもらってドイツに抗戦する。クライマックスがチュド湖上の戦いの1日。
ドイツがまるで狂信的な悪の軍団!戦争映画だからしょうがないですが。
なんだこのカブトは。こんなのありません。第一次大戦のドイツ軍のヘルメットへのあてこすりです。後ろのバケツみたいなのは・・・いいのかな。ずれたら見えなくて大変。
噂に聞いていたすばらしいカメラワークは堪能した。構図が斬新でダイナミック。また、音楽担当のプロコフィエフは、映画用音楽を編集して、カンタータに作りなおしている。
ラストのネフスキーの決めゼリフは「Кто с мечом к нам придет, от меча и погибнет!」(剣をもって我らに向かってくる者は、剣によって滅びるであろう)。
もうひとつ、21世紀になってからの映画。
『Александр. Невская битва』(アレクサンドル ネヴァ河畔の戦い)2008年。
Режиссёр -- Игорь Каленов
<В ролях>
Антон Пампушный — князь Александр Ярославич
Светлана Бакулина — княжна Александра Брячиславна
Игорь Ботвин — Ратмир
あら、イケメン♪
ネヴァ河での戦闘のほか、モンゴルも近くまで迫っていて、あっちもこっちも守らねばならない。
これはアクション映画っぽく、重厚さはなく、カッコよく作っているエンターテインメント。
あまり歴史の勉強になったような気がしないが、記憶には残るかな。
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