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BBC 4 『The Art of Japanese Life』

JUGEMテーマ:アート・デザイン

060717-1

ロシア語のコースにもうすぐ出かけます。今頃になって(当日の昼)大学から、

「別のクラスがキャンセルになったのでカレッジのお部屋空くけどどうですか」と知らせがきた。よろずいきあたりばったりのわたしも、さすがにB&Bは予約済みです。「予約金なんか要らないわよ」といってくれたB&Bを当日キャンセルなんて申し訳ないので、大学の申し出はパス。また機会もあるでしょう。

BBC 4、日本月間の目玉は各1時間で3回にわたり日本のアートを紹介したジェームズ・フォックス博士の『The Art of Japanese Life』

1. Nature
2. Cities
3. Home

まず初めにイザナギ・イザナミの神話からというのがアカデミックだ〜。

1回目は自然に恵まれ、自然に溶け込むようにして暮らしてきた日本と、近年の工業化、それに最近の自然の見直しというか復興の動き。

2回目は京都と江戸、東京を順に、みやびな貴族文化と伝統(源氏物語絵巻を紹介)の京都、19世紀のパリにもなぞらえられる賑やかで人間くさい江戸(浮世絵や春画も)、そして現代の東京への変化。都市の文化として茶の湯も見せる。ちゃんと正座してお薄をいただくフォックス博士。

もちろん随所に光琳の燕子花図や雪舟の水墨画、根付など美術・工芸品、造園・建築の傑作、伝統芸術・芸能がちりばめられる。

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雪舟、山水図

こういう絵の見方を知っている目利きはすばらしいし、頭の中整理されてるなーと思う。勉強になった。

お茶も、お花ももちろん家元の偉い人がお手本を示してくれるので、彼らの話や作品も面白い。伝統的なものだけでなく、東京の庶民の小さくてきたなーい部屋を写して歩いている写真家(お名前失念)など、ユニークな活動をする現代作家も忘れない。

書道では川尾朋子さんが大きな箒みたいな筆をもって走り回って巨大な作品を創作。

3回目の「家」では日本の建築の移り変わりから、災害が多いため”壊れるものである”として造る哲学、そしてまた自然に帰るかのような、ユニークな家も見せる。

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藤森照信、高過庵

徹底的なリサーチにもとづいて要所をおさえてある。アート好きなら事前に知識なしで、そしてかなり知識のある人でも新たな発見があって楽しめる、丁寧なドキュメンタリーだ。

番組のサイト『The Art of Japanese Life』

 

 

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| ろき | テレビ | comments(4) | - |
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Comments:
イザナギ・イザナミの神話から始まるだなんて
イギリス人としては変人ではないかしらん。
外国人は余白の美というのを理解しないと言いますが
日本芸術は「余白の美」に尽きますね。
それが判るイギリス人は・・・
やはり変人ですよ。
きっと虫の音を美しいとかいうんですよ、
その変人さんは。
* はむはは * 2017/07/08 10:46 PM
B&Bに義理立てしてカレッジ宿泊のチャンスを見送ったなんて、偉いわ。

茶道ってハイレベルな遊びなんですね。「もてなす側とお客の知的な勝負で、将棋に似た面もある」ときいて驚きました。戦ってたんですか!
関心のない日本人より、賢い外国人の方がちゃんと理解しているのかな。

ゲゲゲの鬼太郎の家だ、と思ったらてるぼ先生の作品なんですね。面白いけど冬は寒そう。
* B * 2017/07/08 11:07 PM
はむははさん、「そう来たか!」と思いましたよ。Ma(間)が大事ともいっていたし、面白い人です。
西洋美術史が血肉になっていて新たなものに惹かれるというより、初めからすんなり馴染んだのかもしれないですね。
* Loki * 2017/07/09 6:33 AM
Bさん、B&Bには可愛いワンコが2頭いて触り放題、得しました。

茶道は都市文化の洗練の極みなんですね。奥が深いわ。

この家にいるときに地震はやめてほしいですね。
* Loki * 2017/07/09 6:39 AM
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