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ロシア語週末講座

JUGEMテーマ:学問・学校

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金曜夜から日曜午後まで、大学の週末ショートコース「中級ロシア語〜モスクワとペテルブルク」というのに参加、久々に頭使って疲れたけど、楽しかった。

ケンブリッジ中心からだいぶ外れた、お城のようなホールで開催。本当はここに泊まりたかったところ、コース予約時にはいっぱいで、別にB&Bをとったのは前回書いたとおり。

庭も広かった。

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ケンブリッジ大で教えるヴェラ先生が、モスクワやサンクトペテルブルクの歴史と文化、住民の気質など興味深い話をおりまぜながら、ロシア語を鍛えてくれるという魅力的な講座。生徒は6人、特にできる上級者が3人いたけど、わたしも含めてその他の人もたっぷり話す機会があって良い。

一言でいうとモスクワは伝統的なロシアで、今は首都として現代的ビルがばんばん建っている。成金さんもいる。サンクトペテルブルクは元首都、歴史は300年ほどと新しい。西欧に向かって開かれている。住民はブランド物に興味ない文化的インテリが多い。

というのがステレオタイプだそうです。でもヴェラ先生がレニングラード(今のサンクト)生まれで、モスクワに3年住んだけど早く帰りたくて仕方なかった、というからバイアスかかってますよね?w

「ボリショイ・バレエよりマリインスキー!」だそうです。

こりゃー発言に気をつけなきゃ、なんて思ったが、わたしもどっちかというと文学の舞台になっているペテルブルクの方が好きなので、それほど困りもしなかった。

ロシア語の面では、テレビや本など受け身の視聴で分かった気になっていても、語彙も文法もまだまだと痛感。真面目に「単語帳」で覚える、みたいなことをしたほうがいいかもしれない。たぶんやらないだろうけど〜。

「ロシア語には自由詩というものはない」ということに驚いた。必ず韻を踏まなくちゃダメだそう。

でも「ロシアに長調の歌なんてないのよ、みんな悲しい歌なの」と極端なことをいう先生なので、例外もあるかも。

歌といえば、ソ連時代から有名なアーラ・プガチョワの「レニングラード」の意味が初めてわかった。この都市に住んで逮捕されラーゲリに送られた詩人のマンデリシュタームが、家に帰りたい、と書いた詩が元だった。

昔聴いて、なんで「まだ死にたくない」って繰り返しているんだろうと思ったが、そうだったのか。音楽はユダヤのメロディだそうです。

プガチョワの歌:

詩そのものの朗読だとこうなる(コンスタンチン・ライキン)。怨念がこもってる!

「あの街にはまだおれの電話番号がある、それで死んだ人の声も聞ける」という一節が、歌では”死んだ”が省略されているとか、細かい情報が面白い。

ちんぷんかんぷんではなく言っていることは分かる、でも簡単すぎということは全くない、手応えのあるちょうどよいレベルで楽しめた。生徒も40代から60代の本格的にがんばっている人で励みになる。

ランチやディナーで別の講座を取っている人ともいっしょになる。「ワグナーの”リング・サイクル”」とか「北欧の画家」、「ハムレットと復讐のテーマ」みたいな魅力的なものがたくさん、いろいろ話が聞けて興味深かった。見たところ子育てが一段落した世代が多いような。でもかなりお歳の方も、外国からも参加者がいて、生涯学び続けようという人は気が若い、と触発されもした。

最終日、ドイツ人のドクター、エビー(50代)は、これからパリまで自転車で行く、と帰っていった。彼はロンドンから自転車で来たのだ(100kmはある)。ドイツ人てたまに鋼鉄みたいな人いるよね。

カレンとステファニーは8月に別のカレッジである5日間講座(先生は違う人)にも行くそうで、

「まだ空きがあるみたいだから、一緒にどう?」と誘われた。その会場なら駅から近いから泊まらずに通いもできるんだけど、さすがに休暇がないかもしれない。また来年かな。

 

おまけ:B&Bの人懐こく大人しいわんこ、13歳ビンゴくん。

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| ろき | お勉強・語学 | comments(6) | - |
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Comments:
大学でおもしろい講座をやっているのですね。
6人しか生徒がいないなんて、私には耐えられなさそうですが・・・。
日本ならわんさか人がいて、話すこともままならずという感じでしょうね。

ロシアというと社会主義崩壊の時の様子がこびりついていて、貧しいというイメージがありますが、今は他の先進諸国と同じような感じなのでしょうか?
そうならエルミタージュ美術館に行ってみたいわ。
* coco * 2017/07/12 2:18 PM
Cocoさん、別講座では日本からわざわざ来た人もいましたよ。講義形式だと20人以上のクラスもあったけど、語学は少数でしごかれます。いろいろ恥かいた(笑)。

モスクワだとロンドンの金融街みたいなビルがたくさん建っています。サンクトペテルブルクも西のブランドは全部ある感じ。そして貧富の差が開いているそうで。
でもわたしたちのような観光客が行く場所は安全できれい。エルミタージュはお勧めです。
* Loki * 2017/07/12 4:57 PM
すてきなお城ですねぇ。
一度泊まってみたいわ。

以前から薄々気づいてはいたのですが、
やはりモスクワとサンクトペテルブルクの関係性ってそうなんですね。
ボリショイ・バレエとマリインスキーの違いと合致しますね。
サンクトペテルブルクは行ってみたいです。
ネヴァ川のほとりに立ったみたいです。
エルミタージュにも行ってみたい〜。

そういう大人向け本格講座があるっていいですね。

パリまで自転車?
間違いなく鋼鉄製ですね〜。

わんこ、めんこい。
* はむはは * 2017/07/12 10:12 PM
はむははさん、部屋は「高級目な学生寮」だそうですが、でも泊まってみたいですよね。ディナーの前にラテン語のお祈りもあって面白い。

モスクワとペテルブルク、はっきり違いますね。ライバルでもあるみたい。雰囲気があるのは後者ですよね、やっぱり。
いろんな講座があって楽しいです。リピーター多数。

わんこは泊まりのお客さんを歓迎してくれる良い子でした。モフモフ〜。
* Loki * 2017/07/13 12:27 AM
LOKIちゃん、お久しぶりです!
日本は暑いよ〜。まだ7月なのにね。
「生涯学び続ける人は若い」って同感。頭使い続けないと錆びちゃうよね。^^;;
* aya * 2017/07/14 10:29 PM
Ayaちゃん、ご無沙汰してます。
暑さ大変ですね、7月の前半が一番こたえません?
バテないように気をつけてくださいね。
たまにこういう刺激を受けると、脳に良いですね。時間を作るのは大変ですが、これからも参加したいです。
* Loki * 2017/07/14 10:59 PM
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