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アントニー・ゴームリー展@ロイヤル・アカデミー

JUGEMテーマ:アート・デザイン

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Antony Gormley, Body and Fruit, 1991/93

忘れた頃に更新するブログになり果てております…。

ロンドンのロイヤル・アカデミーで『Antony Gormley』を見てきた。去年もっと近場のケンブリッジで小規模な展覧会を見て感銘を受けた人。

会場に入らないうちから仕掛けが。

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Iron Baby, 1999

誰ですか、こんなところに赤ちゃん落っことしたの!

これはゴームリーの生後6日の娘さんから型どった鉄の赤ちゃんだそうで。芸術家の子供も楽じゃないね。もう二十歳くらいになってますね。

人間のボディにこだわるゴームリー、ケンブリッジでは1体だった鉄の像が増殖。

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Lost Horizon I, 2008

コウモリ人間が天井から落ちてきそうでちょっと怖い。

人体だけではない。自由なドローイングを3Dにして、かつ巨大化したみたいなこれ、面白かった。

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Clearing VII, 2019

中に入って自由に動き回っていいです。鉄の線をまたいだりくぐったり、楽しい。子供はもちろん、大人も歩き回って面白がっていた。

真っ暗な空間が作られていた。中に入る前に、「本当に暗いので、常に左手を壁に触れてお進みください」と係りの人が説明してくれた。中は久々に体験する暗さ。自分の体が見えないくらいで、手の感触を頼りに歩く。

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Cave, 2019

途中で天井の穴から明かりがさしてほっとする。何がなんだか、って写真ですが〜。この「洞窟」には27トンの鋼鉄が使われているそうだ。スケールが大きい。

部屋丸ごと水浸し。

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Host, 2019

バッキンガムシャーの粘土の上から大西洋の海水を注いだものだそうです。これはもちろん室内には入れず、開いたドアから覗いて見るだけです。いつも動いている大洋の水がこんなところにひっそり。ちょっと不満そうに感じた(笑)。

彼の小さなスケッチブックがずらっと並んだ部屋も圧巻であった。細かいドローイングは、すべての作品のアイデアの元、下描きになっている。3Dの線描きの何種類かの下描きもちゃんとあった。毎日毎日、このスケッチブックを埋めてきたのだな。

繊細なドローイングからスケールの大きな(でもやはり繊細)鋼鉄作品まで、幅広くて刺激的、楽しめる。今回はロイヤル・アカデミーのフレンドになっている友人のお陰で無料で入ったので、また自腹で行ってもいいなと思う。

 

今回は時間がなくて入らなかったヘレン・シャルフベック展も気になる。こちらは今月中に終わるので、早々に行かねば。

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Helene Schjerfbeck, Self-Portrait, Black Background, 1915(部分)

 

 

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| ろき | 美術館・展覧会など | comments(8) | - |
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Comments:
展示作品だと思わないと、赤ちゃんに躓いたり、蹴ったりしそう。
体感的芸術ですか。
おもしろそうですね。
海水の部屋も入れてくれるといいのにね。
中に入ってバチャバチャ、水を跳ねさせたいわ。
* coco * 2019/10/09 4:37 PM
Cocoさん、うっかり赤ちゃん蹴っちゃったら大変ですね。鉄だから、足の指の骨にヒビが入りそうw

遊べるアートは楽しいですー。海水の部屋は残念ですが、し〜んとしてるのを見るだけでした。中に入れたら全然雰囲気が違いますね。
* Loki * 2019/10/09 10:06 PM
ひえ〜、赤ちゃんを転がさないで〜。

コウモリ人間の、
無重力状態で壁や天井を歩いているように見えますねぇ。

わたくし、鉄のドローイングに引っかかって
動きが取れなくなるかも〜。

海ですか〜。
ベースを作るのが大変だったでしょうね。
海の匂いはしたかしら。
* はむはは * 2019/10/10 10:00 PM
はむははさん、赤ちゃんは美術館敷地内の広場の、入り口よりかなり遠い場所にいるんです。危ないですよね〜。
娘さんは無事に建築家に育ったそうです。

ドローイング、確かに引っかかりそう。係りの人が「週に2、3人はいらっしゃいます」といって助けてくれるかも。

海の匂いはしなかったなあ。水の動きがないためでしょうかね。
* Loki * 2019/10/11 12:22 AM
赤ちゃんの全身型取りはひどい〜。ヴィクトリア女王でさえ、腕だけで我慢(?)なさったのに。
娘さんはともかく、奥さんはまだ怒っているんじゃなかろうか。

茶色い果物、何でしょう?
あまり食欲をそそらないですね。でも、割ってみたい。
ドローイングに絡まってみたいし、Caveの真っ暗闇も体験したいです。

心が若返りそうな作品展ですけど、会場は大変。…
* B * 2019/10/11 7:57 AM
Bさん、奥さんもアーティストだけど、さすがに「まさか本当にやるとは」と思ったかもね。大丈夫かな。

こういう展覧会は楽しいです。会場はヒヤヒヤだよね。
日本だったら安全第一で、ドローイングは触っちゃだめになるかも?けっこうむき出しの金属ワイヤなんで。
* Loki * 2019/10/11 7:56 PM
Lokiさん、こんにちは。
とても興味深い展覧会ですね。
でも、私、作品よりも先に、この作品群をこの場所に設置した施工(?)業者さんの苦労を、想像してしまいました。
あんな重たいものを天井から吊ったり、水を入れてしまったり。
そもそも、それに耐えうる構造の建物なのでしょうか?
作品の意図を表現するのに必要な展示空間を作成しようとすれば、クリアしなければならないいろんな条件が出てくるでしょうし、そういうことを考えると、そういう意味でも、この展覧会、本当にすごいな、と思ってしまいましたよ。
* みか * 2019/10/16 9:02 PM
みかさん、こんにちは。そうそう、わたしも思いました。大変だったろうな〜。

見たところ天井はそんなに丈夫そうじゃないし、水をはった部屋は高めの2階です!どうやって大量の粘土と海水を運び入れた?
ゴームリーとつき合いの長い(無理に慣れたw)業者さんと、根性ある美術館スタッフのお陰なのでしょうね。
* Loki * 2019/10/16 11:42 PM
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