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『セリアナ』と呼ぼうキャンペーン実施中ーー『Syriana』
セリアーナ、っぽく言ってますよねえ、予告編とかでも。’シリ’じゃないでしょう。
邦題反対。
なんてここで運動しても、決まったものはしょうがないが、語感が悪いなー、センスないなー。
きっと配給会社には誰も逆らえない長老のタイトル決定者がいて、
「シリアナでいいじゃない、文句ある?」と有無を言わせなかったのだろう。
アメリカのようなワガママなおやじだ(勝手に人物を作っている)。

その、アメリカには逆らえない、という話をアメリカ人が作った映画だった。
監督スティーブン・ギャガン。
製作総指揮がスティーブン・ソダーバーグ(『トラフィック』監督)。

アメリカのエネルギー会社2社の合併と、ある中東・石油産出国の後継者争いが絡むストーリー。

主要登場人物は4人。
ー CIAの諜報員ボブ(ジョージ・クルーニー)は、息子の大学進学を機に第一線からしりぞき、オフィスワークで引退まで過ごそうと、最後の任務につく。
ー エネルギー・アナリストのブライアン(マット・デイモン)は、産油国の王位継承者ナシール王子のアドバイザーに抜擢され、自力でのインフラ整備と石油の管理を勧める。
ー エネルギー会社同士の合併交渉が進む中、一方の会社に有利に運ぶよう雇われた弁護士ベネットは、相手会社の採油獲得権にからむ疑惑を探る。
ー そしてパキスタンから産油国へ出稼ぎに来ていたワシームは、親会社合併のあおりをくらって失業、外国人労働者として何の保障もない生活に絶望し、次第にイスラム・グループの活動に引き込まれていく。
4人それぞれのエピソードが別々に描かれながら次第にそれらが収束する手法は見事。
複雑でついて行くのが大変だが、見ごたえがあった。

自国の悪を正面から描く、こういう映画も作れる、というのはアメリカの良いところである、と思う。

エネルギーを制する者が世界を制する。
それで思い出したのが、先日テレビで見た10分ほどの、歴史・もしこうだったら?というおふざけ番組。
もし石油がとっくに枯渇していたら、という仮定で勝手に話を作るが、アメリカがノルウェーに戦争をしかけていた。
なぜかというとその時風力発電がエネルギーの主流で、ノルウェーは世界で一番風が強くて電力産出量が多い。
しかし戦争の名目は、
「捕鯨国ノルウェーは、クジラをいじめるから許せん」というものであった。
とほほほ。
話がそれた。

陰謀満載の社会派『セリアナ』、お勧めです。
| ろき | 映画 | comments(0) | trackbacks(1) |
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「シリアナ」に置いてかれた人!
31歳で無職・職歴なしの男が「シリアナ」を見ました。石油利権よりもパソコン検定でも受けなさい、というアドバイスを無視してまたしても映画鑑賞。しかし今回は難解な映画に置き去りにされてしまう私、プロ失業者でした。面白いかどうかすら分からなかった、、、!
| プロ失業者の日記 | 2006/04/06 10:31 PM |